くろょろぐ

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ちょっと考えれば分かる

というのは、僕がかつて、あるいは今でも、しばしば好んで使う言葉だ。ちょっと考える、というのは、ちょっと先の事を想像する、という意味なのだが、いつかどこかで、「それは君ならではかもしれない」というような事を、某戯氏(笑)に言われた事があるように思う。はっきり思い出せないんだが、厳密には何て言ったんだっけ?>該当氏。
で、つい「ちょっと考えればわかるべや!」と言って人を責める事があるのだが、これを言われた人は、「『考える』のを『ちょっとの時間で』する」という意味に捉えてしまうらしくて、「お前は俺と違って頭いいかもしれないけど云々」などと、反発されてしまう事もあったように思う。
繰り返すが、「ちょっと考える」というのは、「ちょっと時計を進めたら何が起こるかを想像する」という意味だ。
横から車が来てる。そのままのスピードで歩いたら車に轢かれる。だから、歩みを遅くしよう、あるいは速くしよう。
これが「ちょっと考える」という事だ。特に思考に障害のない人なら誰でもできる事だ。というか、できるはずなのだ:今までそうして生きてきているはずなんだから。だから、経験が浅くて想像が行き届かないのは仕方が無いのだが、そういう人は「ちょっと考えれば分かるだろ?」と言われても、きっと「あ、なるほどね!」と言って手をポンと打つのだと思う。こうして小さな鱗がどんどん落ちて、それまで見えてなかったものが見えてくるのだ。